わたし、実はかれこれ10年以上、肩こりに悩んでいます。
30歳を迎えデスクワーク中心の生活では、さらに悪化するばかり。
肩こりにはさまざまな要因があり、一概に言えませんが、
なかでも「運動不足」が要因となっている人は多いと思います。
私もその1人。
「肩こりの予防、緩和のために運動をしましょう!」ということは、よく言われていますね。
ところが、肩こりが楽になるようにと運動に励んでいるのに、なかなか効果が感じられなかったり、
ひどい時は、かえってコリが酷くなった!なんていうこともあるようです。
運動しても肩こりが緩和されないことがある?!
肩こりに効果的な運動は、首の筋肉を伸ばしたり、肩を回して肩甲骨を動かしてみたりと、肩こりの原因となる筋肉の血流をを回復させるものが多いですよね。
首・肩周りの筋肉がこり固まってしまうと、筋肉が収縮・弛緩をスムーズに行うことが難しくなってしまいます。
その状態が続くことで、酸素や栄養も行きわたらなくなり、肩こりが慢性化してしまいます。
しかし、このように部分的に筋肉を動かしても肩こりが緩和しない場合は、全身を動かすような運動をすると症状が改善する場合があります。
肩こりの原因が、首や肩周りの筋肉の硬さだけが原因ではない場合は、ジョギングやウォーキングなどの全身運動を行うことで、体中の血行が良くなり肩こりが改善することがあるそうです。
また、腰や背中の筋肉がほぐれたり、全身運動によって気分転換ができるなど、ストレス発散や心理面からも影響があります。
運動後のストレッチは肩こりに効果絶大!
息が上がるような全身運動では、筋肉を緊張させる働きのある「交感神経」が優位になり、心拍数があがります。
「交感神経」が優位な間は、気持ちも高ぶっているため体はリラックス状態ではありません。
また、筋力トレーニングで負荷をかけた場合も、筋肉への血流が一時的に減少する場合があるため、筋肉は硬くなった状態です。
これらを解決するには、全身運動や筋力トレーニングの後に15分ほど、ごく軽めの有酸素運動をすることが効果的。
ウォーキング程度のものがちょうど良いと言われています。
できれば、その後に筋肉のストレッチを行うと、効果絶大!
運動後は筋肉の温度が高いため、ストレッチは効果的に行うことが出来ます。
こうすることで、「交感神経」の優位な状態から「副交感神経」の働きを強め、体の力がぬけるようなリラックス状態へもっていきます。
この時間で筋肉を緩ませることが大事。
また、酷使された筋肉の細胞が修復されやすいのも、この「副交感神経」が優位な時なんです。
運動後すぐにはお風呂に入らない
肩こりはお風呂でゆっくり温まると効果的といいますね。
でも、運動直後はすぐにお風呂で温まらない方が良いんです。
運動直後は、前述の「交感神経」の働きで、心拍数も多く体は興奮状態になっています。
そこへお風呂でさらに温めてしまうと、交感神経がさらに活発になってしまいます。
運動は遅い時間にはしない
運動をする時間は決まっていますか?
眠る時間の少し前には「副交感神経」の優位な状態にしておきたいものです。
就寝時間に近い時間帯で運動をしてしまうと、筋肉を硬くさせる「交感神経」が働いている状態となり、筋肉は硬くなったまま、就寝時間を迎えることになります!
また、筋肉細胞の修復や疲労回復は、睡眠中の成長ホルモンの分泌が関わっています。
しかし、22時から深夜2時の間にホルモンの分泌が盛んになるため、それよりも遅い時間に寝るというのは、とても損していることになります。
22時にはベッドに入ることを心がけて、この成長ホルモンの分泌を促すことも、肩こり解消的には効果的です。
いかがでしたか?
ポイントは、運動後、緊張した筋肉いかにゆるめることができるか、ということ。
深い呼吸を意識することでも、筋肉をほぐす効果があるので、
日ごろから深い呼吸を意識するのも良いかもしれません。
なかなか筋肉の緊張をとるということが難しい場合は、ヨガのレッスンに参加してみるのもいいかもしれませんね!
私もまだまだ肩こりに悩まされている日々ですが、日ごろから運動を意識して、
肩こりのない生活を目指して行きたいと思います!