朝一番にお白湯が良いというのは嘘だった!?アーユルヴェーダの古典書から学ぶ、お白湯との付き合い方。

季節の変わり目。
ここ最近天候が不安定なこともあり、体調を崩している人も多いのではないでしょうか。
体調管理をしっかりすることは社会人の基本!
とは頭で分かっていても、なかなか思うようにいかないものですよね。

そこで今日は、インドの医学である「アーユルヴェーダ」の考え方をご紹介したいと思います。
一見難しそうに思えるかもしれませんが、意外と日常に取り入れやすい健康法もたくさんあります。
それでは詳しく見て行きましょう。



アールユヴェーダとは?

「アーユルヴェーダ」とは、5000年の歴史を誇る“インドの伝統医学”です。
現代医学のように病気を治すことが主ではなく、病気を防ぐために普段の生活を正すことを目指すもの。
体の不調だけではなく、心と体の不調を改善し、病気になることを未然に防ぐことも目的とするため、結果として女性が気になる「美肌効果」「ダイエット」「むくみ改善」「アンチエイジング」などにも効果的と言われています。

ドーシャが乱れる=体のバランスが乱れる

アーユルヴェーダは世界3大医学の一つであり、インド・スリランカで生まれた約5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学です。
サンスクリット語のAyuh(生命・寿命)Veda(科学・知識)を合わせた言葉から、生命そのものを科学する医学、あるいは実践的な生活健康法として受け継がれてきました。
中国の漢方と同様、世界保健機構(WHO)によって公式に承認されています。

西洋医学が、病気の症状を取り除く治療医学であるのに対し、アーユルヴェーダはより健康に、長寿や若さを保つことを目的とした予防医学です。近年、インド・スリランカといった地域以外でも洗練された健康法として脚光を浴びるようになり、日本でも多くの人に注目されています。
年齢と共にだるさ・眠気・体の痛み・イライラ・肌荒れ(ニキビ・毛穴)など、不調を感じるようになったあなた。
健康的で美しい体を作るには、医学療法アーユルヴェーダを取りいれてみましょう!

気軽に取り入れるアーユルヴェーダ

では、アーユルヴェーダの健康法と聞いて、何をイメージしますか??

気軽にアーユルヴェーダを生活に取り入れられる方法として「朝一番にお白湯を飲んで体内の掃除をする」という健康法を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。でも実はこれ、専門家の間でも解釈に意見が分かれているそうです。

△朝はお白湯 ◎朝は常温の水

実は、アーユルヴェーダの古典書では、朝は「常温の水を飲むのが良い」とされています。
朝水を飲むことで、頭をすっきりさせて、知力を高め、視力の向上、しわ、白髪、耳、喉の病気、排尿障害、皮膚病、肥満に良く、消化も強めてくれます。
古典書でも日中はお白湯を薦めていますが、朝一番に飲むものは「常温の水」が良いとされています。

現代の日本では「朝一番にお白湯を飲む」という考え方も有名ですが、実はアーユルヴェーダの古典書『チャラカ・サンヒター』では朝一番は常温の水を推奨しているため、アーユルヴェーダを習っている人の中でも、朝のお白湯については疑問を持つ声もあるんだとか。

お白湯を飲むなら朝以外がオススメ!

とはいえ、白湯は、アーユルヴェーダの基本。

お白湯を飲むなら、夜寝る直前に、熱いお湯をすすりながら飲むのがおすすめ。
倦怠感やだるさ、寝付きの悪さを緩和して、朝すっきり起きられるようになったり、お腹がきちんと空く、尿がよく出て身体がきれいになる、咳き込んだり呼吸が苦しくなるのを緩和する、初期の発熱が治りやすくなるなどの効果があります。
寒くて寝つきが悪い人、朝だるくて日中も眠くなっちゃう人、ダイエットしたい人、気持ちが落ち着かなかったり、疲れが取れない人にもおすすめです。

そして、お白湯の飲み方は、熱いお湯をすするように飲むのがGOOD。
そうすることで、消化酵素が一番働きやすい温度で胃に到達し、消化や代謝の力を強め、むくみや消化不良を解消したりと、ダイエットにもおすすめです。できる限り少しずつ、ゆっくりと飲みましょう。
ガブガブと大量に飲むとカラダに負担をかけてしまいます。

まとめ

いかがでしたか?これなら、誰でも簡単に実践できそうですね。是非今日から朝一番には「常温の水」、寝る前に「お白湯」を飲むことを習慣にしていきましょう。
お白湯は面倒だなあ・・・という人はまずはお湯を沸かして適当な温度で飲むことから始めるだけでも効果はあるので、ぜひ試してみてくださいね。

ちなみに、14世紀に書かれたというアーユルヴェーダの古典書によると、
一口に白湯と言っても、実に様々な種類・効果効能があります。
水の種類、作り方、飲み方、飲む時間、また、飲む人の症状や置かれている状況によって白湯のレシピが多数用意されています。

白湯については、「白湯の処方箋」って冊子が日本アーユルヴェーダ研究所から発行されています。
こちらはきちんと古典書に基づいていて、分かりやすいのでオススメです。
お白湯について詳しく知りたい方は、是非読んでみてくださいね。



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